蔵をシアタールームにする
戸建住宅
代々使っていらっしゃった蔵を、耐震補強の上、シアタールームと居室に改修いたしました。
外観(これは工事終了後ですが)とビフォーの内部写真です。本当に蔵です。このページ終盤にはきっと蔵じゃないって思うかもしれません。。
私はお邪魔して、外出て、蔵だったわ!となりました(おおげさ?)
蔵の中の不要物を処分したあと、部分的に解体を進めているところです。天井の立派な梁は現わしで仕上げることにしました。
工事は進み、構造金物を取付しました。構造設計一級建築士の先生の指示のもと、補強をします。
床を作って、屋根を貼って、その他すべて…
その後も湯建の大工さんが2人がかりで作り込んでいきます。
それでは完成した内部をご覧頂きます。
まずは入って右手に洗面台、左手には奥行きのある収納を作りました。棚はもちろん可動式で、サイズに合わせて変えられます。
鏡の裏のタイルがとてもゴージャスで素敵です。
1F、シアタールームです。
お引渡後にシアター設備・オーディオ設備を手配されるとのことでしたが、
なんとご厚意で引渡しの際、手持ちのプロジェクターを使って試写してくださいました。
パッと置いて頂き、この大迫力。
蔵ですし、入口ドアも防音にしてますから、お隣のことはそんなに気にしなくてもよい。というわけです。素晴らしいですね!
壁紙にはサンゲツのプロジェクタスクリーン用のものを採用しています。普通の壁紙より表面がツルツル、そして薄いです。
綺麗に貼るには、より高度な技術と、下地の滑らかさも大変影響してくる壁紙材です。
熟練した職人さんの連係プレーがなせるワザありの壁なのです。
天井には調光調色のできる間接照明を仕込んでいます。
このシーリング照明はお施主様が見つけてくださったこだわりの支給品で、ファンが内蔵されています。首も振れるので超優秀です。
こちらのモザイクタイルも素敵です。画角の都合で見切れてしまったのですが、上部は間接照明です。
階段を上がります。
2Fです。梁が特徴的ですごくかっこよいです。
アクセントクロスはラメの入ったパープル色です。他が白系なのでとても映えます。
照明はこのようにダウンライトにしています。調光・調色できます。
蔵といえばなんとなく暗いイメージですが、
改修でここまで開放的な隠れ家が作れます!
- 建築場所/大田区大森東
- 建物種別/蔵
- 構造規模/木造2階建